通貨

法定通貨はアルゼンチンペソ(ARS)

為替レート

100 円 = 54,1232 ペソ

貨幣価値の変化が比較的激しいため、アルゼンチンを訪れたことのある人から旅行前に大体の物価情報(コーヒー一杯はいくらぐらいか、など)を得ても、あまり参考にならないおそれがあります。実際に現地に着いたら、口コミ情報よりかなり高くなっている可能性が大です。

インフレと物価上昇は近年アルゼンチン経済の最大の問題であり、その比率は、政府が公式発表している数値より高い、年間30%ほどだというデータがあります。年々国民の生活費はかさみ、各労働組合も物価上昇に合わせた賃金の引き上げを行なっています。

コントロールできないレベルのインフレではありませんが、惰性的な物価の上昇が続いていることが、当サイト内でも常に信頼できる物価情報をお届けすることを難しくしてるのです。とはいえ、短期間観光にいらっしゃるお客様が実感されるほど急速な変化ではなく、過去十年ほどの間アルゼンチン国民を悩ませている社会現象だといえます。

対米ドルの為替レートも、かなり変化があります。

また、アルゼンチン国内には、無認可の「ヤミ」外貨両替屋が多くあり、現地人・外国人ともに日常的に利用する人が少なくないのですが、日本からのお客様には、認可された両替屋や、両替サービスのあるホテルを利用されることをおすすめしております。ヤミ両替屋ではニセ札をつかまされる被害も起こっていますし、現在は認可両替屋と比べて格別に良いレートだ、ということもなくなってきています。(レートの差は最大でも5%ほどです。)

ブエノスアイレス市内を少し歩くと、あちらこちらから「カンビオ!」という掛け声がきこえてくるでしょう。これが俗に「アルボリート(木、ツリーの意味)」と呼ばれる路上両替商で、市民にとってはブエノスアイレス特有の風景の一部と言えるものです。違法売買に対する取り締まりが不十分なことはもちろん、アルゼンチン人がこのような活動を当たり前のように受け入れてしまっていることの象徴でもあります。

ご旅行中の金銭の管理について

まず、日本円だけを持って入国することは避けましょう。店舗等はもちろん、両替屋やホテルでも大手をを除くと、日本円を使用できない所が少なくありません。米ドルを持って入国し、国内でペソに変えるのが良いでしょう。

米ドルとユーロを比べた場合、米ドルの方が便利です。ユーロは為替レートも、利用できる店舗数もやや劣ります。観光の盛んな地域ではドル紙幣を受けつけることが多く、それはブエノスアイレス都心の観光スポットのレストランから、パタゴニアはカラファテの土産物屋でもあり得ます。ただ、やはり最も安心できるのは、どんな場合でも使用できる、アルゼンチンペソの現金を持っていることです。観光地を離れるとドルを受け付けてもらえませんし、お釣り用のドルが用意されていないという問題もあります。

アルゼンチンペソで、最も頻繁に利用される紙幣は100ペソ札でしょう。

紙幣は5ペソから、10ペソ、20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1000ペソまで発行されています。2ペソ札は廃止されており、硬貨に替わっています。

一方、数回買い物をするうちに、硬貨の利用自体はほとんど行われないことに気づかれるかと思います。硬貨は価値が低くなっているため、日本に持ち帰るお土産にはなっても、国内での買い物にはあまり役立たないかもしれません。

また、国立公園への入園料、ホテルの宿泊料、アルゼンチン航空の航空券代などで、アルゼンチン人と外国人では価格が違っている場合があるのでご周知ください。これは差別的な扱いという意味ではなく、法律で定められた、国民に対する減税策です。また、国民の国内旅行を奨励しようという政策でもあります。

偽札についても注意が必要です。偽札は決して多く出回っているわけではありませんが、特に高額の紙幣で、目にされることがあります。そのため、両替は必ず認可された両替屋で行うべきなのです。