安全に旅行するために

ラテンアメリカにお越しになるお客様に、一般観光業者やガイドブックが治安についてご注意を促すことがあります。しかし、これまでのあいまいな情報では、日本が世界で最も治安のよい国の一つであることを考慮しても、わかりにくいのではないかと思われます。そこで、安全にご旅行いただくための秘訣を、より細やかにお届けいたします。

他の人口の少ない観光スポット(イグアスの滝、カラファテ、ウスアイア、バルデス半島、バリロチェ等)では、盗難の発生率はずっと低くなっています。 観光客を狙った盗難には、いくつかの対策を事前に知っていれば避けられた、というようなケースが多くみられます。

他の人口の少ない観光スポット(イグアスの滝、カラファテ、ウスアイア、バルデス半島、バリロチェ等)では、盗難の発生率はずっと低くなっています。 観光客を狙った盗難には、いくつかの対策を事前に知っていれば避けられた、というようなケースが多くみられます。

ご旅行がずっと安心で快適なものになるように、以下に頭に入れておくとよい点を紹介いたします。もちろん、観光スポットを巡る際にいちばんおすすめなのは、グループでも個人でもツアーをご利用になり、より安全な地域を知り尽くしているガイドや運転手のアドバイスを受けることです。

空港にて(荷物)

預け入れ荷物には、ノートパソコン、カメラ、現金、高価なアクセサリー、重要書類などの貴重品はお入れにならないようおすすめします。

世界の空港で、一部従業員がX線スキャンにかけたスーツケースを開いて盗む盗賊集団を組織していた、という事件が過去に報告されています。

貴重品をお持ちにならなければ、そういった危険はありませんが、お持ちの場合は、必ず手荷物に入れるようにしましょう。

安全な時間帯と地域

一般的に言って大都市は小規模の町より犯罪発生率が高いものです。といってもどこでも危ない、ということではなく、事前に情報を得ることが大切です。

観光エリアのほうが、そうでない地区を歩き回るよりも安全です。行きたい所がどんなエリアなのかよくわからないときは、当社スタッフやホテルのフロントなどにご相談いただくと良いでしょう。ガイドブックより現地の人のほうがこういった事情に詳しいものです。

安心のために一番確実なのは、個人でもグループでも、やはりツアーをご利用いただくことです。

さらに、夜間にひと気や照明の少ない所を一人で歩くのは避けましょう。夜間に外食などで宿泊先から離れるときは、大きな町の場合はタクシーのご利用をおすすめします。

また、ブエノスアイレス市近郊にある、いわゆる貧困街/スラム街など、治安が悪いと知られる地区へは行かないようにしてください。 市内の高級住宅・店舗の多い地域(レコレータ地区、バリオ・ノルテ(北地区)、パレルモ地区、ベルグラーノ地区等)はより閑静で安全です。とはいえ、楽しい旅行をしていただくためには、どこにいても上記のような注意点を忘れないことが大切です。

デモ隊などを避ける

ブエノスアイレス都心では政治デモやストライキが頻繁に行われます。

通常警察も出動しており穏健なデモが大半ですが、観光客にとって危険な事態が突然起きないとは限りませんので、大勢の人が集まって抗議活動を行っているところに出会ったら、念のために近づかないようにしましょう。

街歩きの際

かばんを持ち歩くときは、肩がけのバッグなら腕の下、リュックサックならおなかの側にかけるなど、自分の注意が届きやすいところに持っておくのが、スリの標的になるのを避けるのに役立ちます。

貴重品、パスポートなどの重要書類、高額の現金を普通のかばんに入れて持ち歩くのはおすすめしません。本当に必要な場合だけ、上着の下に付けられるポーチなどに入れて持ち歩くようにしましょう。また、万一の盗難・紛失に備え、パスポートと帰りの航空券のコピーを取り、宿泊先の金庫に保管しておくと良いです。

高価なアクセサリーや電子機器(高級時計、宝石、ブランドバッグ、スマホなど)を人に見せるように持ち歩いたり、犯罪者をあえて引きつけるような行動は慎みましょう。携帯電話を持って出かけたいときは、たとえば、服の内ポケットや体に密着したウエストポーチなどがあれば安心です。携帯電話の使用中も、画面に集中せずに周囲に目を配りましょう。また、街なかでガイドブックや地図を使う場合は、これらを広げてキョロキョロしながら歩くのも避けましょう。前もって、調べたことを小さなメモなどにまとめておくと便利です。

持ち物を置きっぱなしにしない

持ち物からは常に目を離さないようにしましょう。困った事態を避けるには、持ち物への注意をおろそかにしないことが一番です。

例えばレストランでの食事中は、かばんをいすの後ろ・横にかける代わりに、背もたれの内側や膝の上に置いたり、床に置く場合は自分より前方に置くのが良いです。

席を一時的に離れるときは、置きっぱなしにせずに持って立つか、携帯して行きづらいような荷物は店員に預けるなどしましょう。

街に溶け込む(服装について)

できるかぎり現地の人と似たような身なりをして目立たないようにするのも、犯罪者の標的になることを防ぐのに役立ちます。 例えば、大きな帽子をかぶりコンパクトカメラを首にかけてガイドブックを手に持って歩いたら、外国人観光客を狙う輩の目を特に引いてしまうかもしれません。

歩行中の注意

日本と比べて歩行者に注意を払っていないドライバーが多く、特に都市では交通規則を守らない車も少なくないので注意が必要です。一方、歩行者も、信号を無視したり、道路の中ほどの信号がない所を横断することがよくあります。道路を渡る際は十分気をつけてください。

車を利用する場合

他のドライバーが皆、最高速度や交通標識をきちんと守るとは限りません。ときに予想外の動きをする車にも出会うかもしれません。慣れない国での運転にはかなりの注意が要されます。

また、過去の車上強盗事件で、治安の悪い地区での信号待ちのときに被害にあったケースが報告されています。事前に調べずに気軽にドライブしていると、道に迷ったりしてうっかりひと気のない所に入ってしまうこともあるかもしれません。こういった理由から、私どもでは、特に日本からのお客様にレンタカーの利用はおすすめしておりません。 ご利用になる場合は、とりわけ大型都市では、常時窓を閉め切りドアをロックしておきましょう。

タクシー

大都市でタクシーを利用される際、宿泊先や店舗に頼んで呼んでもらう、電話で「ラジオタクシー」を呼ぶ、Uberなどの携帯アプリを利用するなどの方法がおすすめです。タクシー会社や運転手の氏名、車両ナンバーなどデータが記録できるので、巡回中の車両をお客様が道路に出て止めるよりも、ぼったくりやその他悪質業者の被害に合う可能性を格段に抑えることができます。

ほかにも、携帯電話からネット接続があるなら、移動中に地図でルートを確認するのも良い考えです。ごくまれにですが、道をよく知らない観光客だから、と、わざと大幅に遠回りをして料金を釣り上げようとする悪質な運転手も存在するからです。

発車する際に、メーターがきちんとONになっているかを確認するのも良いでしょう。発車時にスイッチを入れず、後から法外な支払いを要求されたりしないためです。